甲状腺機能低下症
2010年10月02日
☆土曜日☆




[9月30日] 【14歳と196日めのれ~ろくん】
体重 2.67キロ
朝食 3g (腎臓処方食 ドライフード) ロイヤルカナン
…朝食というより、一日かけて食べてます。
昼食 120g (腎臓処方食 ウェットフード) animonda インテグラ(ニーレンプロテクト)
夕食 120g (腎臓処方食 ウェットフード) animonda インテグラ(ニーレンプロテクト)
飲水量 20cc
投薬 チラージン ウルソ エナカルド
点滴 乳酸リンゲル"フソー” なし
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前日から朝にかけての夜中は、再び血の混じった粘膜便を含む下痢で、かなり辛そうだったので、ビオフェルミンを一錠飲ませました。下痢止めは使いたくないので、おなかをこわしたときはいつも整腸剤を飲ませています。
昼まではぐったりしていましたが、ようやく食欲が出てきたようで、午後遅くからウェットフードを食べさせました。
相変わらず水を飲まないので、ウェットフードに水 20ccを含ませました。
食べ始めたらおなかが空いていたことに気付いたのか、結局昨日の分の120gを完食し、さらに夜は今日の分の120gを食べました。
元気は出てきましたが…今度はウンコが出てません。
これもいつもと同じなんですが、ひどい下痢をした翌日は便秘になります。
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[10月1日] 【14歳と197日めのれ~ろくん】
体重 2.74キロ
朝食 14g (腎臓処方食 ドライフード) ロイヤルカナン
…朝食というより、一日かけて食べてます。
夕食 120g (腎臓処方食 ウェットフード 100g + さつまいも 20g ) animonda インテグラ(ニーレンプロテクト)
飲水量 150cc (ウェットフードに 50cc混ぜた分を含む)
投薬 チラージン ウルソ エナカルド
点滴 乳酸リンゲル"フソー” なし
栄養剤 ChargeK B6(活性型) 蜂蜜(粉末)少々
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昨日いっぱい食べて、便が出なかったからか、今朝の体重は昨日より 700g 増えてます。
おばーちゃんは昼~夕方、飯田橋の歯医者さんに行ったので、4時間ほどお留守番。
テレビカメラで見ている限りでは、ややリラックスしていたようにも見えました。
小さいときから水を飲まない子です。
(そのせいか血が濃いそうで、脱水症状にならないよう水を沢山飲ませてください、と言われました。)
夕食は水を50cc入れました。
夕食後にはやっとおトイレタイムとなり、血便や粘膜便は出てませんが、やや軟便。
このまま回復してくれたらいいのですが…。
元気はいいです。
一時間くらい、たまごちゃんやガムで遊んでました。
最近、玄関に向かって吠えることが多くなりました。
何か聞こえるのでしょうか??
おじーちゃんにもおばーちゃんにも何も聞こえないのですが。
今年の夏あたりから、ときどき玄関のチャイムも聞き逃すくらい耳も遠くなってきたはずなんだけどなぁ…。
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【甲状腺機能(甲状腺ホルモン)低下症】
れ~ろがこの病気だと診断され、治療を始めるまで、かなりの時間を費やしました。
今年の1月、犬ドックを受診した際に、腰あたりの毛が部分的に薄くなっていることを相談。
皮膚病ではなく内臓からくるものだろう、とのことで、クッシング症候群 を疑ったのですが、その後、胆泥症、気管虚脱、骨髄炎による歩行困難、など次から次へと色々起こり、その間も検査を続けるも、決定的な結論が出ない。
4月にASCどうぶつセンターを紹介され、受診。
ASCは動物病院から紹介があった場合のみ受け付ける医療センターです.
血液検査の他、皮膚検査、被毛検査、ACTH刺激検査、などなどの病理検査をして、初診料が7万円ちょっとでした。
検査の結果、やはり皮膚病の可能性はゼロで、代謝異常による非特異な休止期毛包、とのこと。
代謝異常の原因としては、主にクッシング症候群と甲状腺ホルモン低下症が考えられるのですが、
検査結果からの判断では、
クッシング症候群の可能性はグレーゾーン
甲状腺ホルモン低下症については、極めて可能性が高い
とまぁ、何ともすっきりしない結論しか出ない。
クッシング症候群に関しては、どんな検査をしても、すべてグレーゾーン。
そこでクッシングか否かを確定するには、MRIしか、あとは残された方法はない。
が、てんかん症を持つれ~ろに全身麻酔なんてとんでもない! ということで、MRI検査は行わないことに。
(ちなみに、7月の血液検査では、ここ何年かずっと値が高かったALP-アルカリフォスファターゼーの値がなぜか正常値に戻り、その後も維持。断定はできないが、クッシング症候群の可能性はかなり低くなった)
甲状腺ホルモン低下症の投薬治療にあたっては、心不全の持病もあるので、麻布獣医大学病院の循環器科で診察していただき、治療開始となりました。
一般的に、甲状腺ホルモン低下症の症状は、
無気力。
寝ている時間が多くなる。
体重の増加。
被毛の不良や脱毛
皮膚の異常(お腹の皮膚の黒ずみ、鼻筋の辺りの乾燥)
寒がる
外耳炎を起こす
皮膚が乾燥し冷たい
尾の脱毛
高コレステロール血症
などのようですが、 れ~ろには、被毛の不良や脱毛 以外の症状がない…。
投薬治療前後の検査結果
(治療前) 4月8日 T4 0.5 コルチゾール(前)4.5 コルチゾール(後) 21.8
(治療開始1カ月後)6月30日 T4 1.5
(治療開始2カ月後)8月6日 T4 2.8
8月の時点で、正常値に戻る。
が、毛は治らない。
そして、どうも、クッシング症候群や甲状腺ホルモン低下症を原因とする毛包休止とは違う。
普通、体全体に薄毛や脱毛が広がるが、れ~ろの場合、ほぼピンポイントのまま。
では、他に原因が?
考えられるのは、骨髄炎のほう。これは、いわゆる、脊髄分離症。れ~ろの場合、腰に2か所、首のあたりに1ヵ所、症状が出ています。これがけっこうひどくなっているので…それを原因とする神経障害が起こっているのかも…と。現在はまだ手探り状態での治療方法探しが続いてます。こちらは、川口高度医療センターの先生が治療にあたってくれています。
そうこうしているうちに、BUNが上昇し、点滴治療開始。
今日はそんな状況下、今後のホルモン治療について検討するためにASCに予約を入れ、とりあえず、徐々にチラージンの投薬治療の量を減らしていくことに。 ただこの病気は、ホルモン治療薬でホルモンの分泌をコントロールによって正常を保っているので、投薬を減らす、または中止すれば、ホルモン低下症は再発してしまいます。
ここが悪い=====>集中攻撃

と簡単にいかないのが何とも歯がゆい。
でも、3キロに満たない小さな体で一生懸命病気と闘っているれ~ろが一番大変だし、頑張っているんだから、
がんばるぞぉ!!!!!
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1998年

(りる 7歳)(れ~ろ 1歳)
相変わらずベッタリの親子です。
いつでも、れ~ろのほうがリルにくっついているんですけどね。
テーマ : *ヨークシャーテリア*
ジャンル : ペット