ストルバイト結晶は食事だけでは治せない。
2012年06月18日
☆月曜日☆

いえ、違います


そーなんです

今年一月に大量のストルバイト結晶が見つかったパコ。
慢性膀胱炎による感染症が原因で、病院からは 処方食への切り替えを勧められました。
大きな袋を1つ購入したものの、結局、破棄しました。
運動・排尿・除菌
ストルバイト結晶の克服に重要なのはこの3つ。
まず、生肉中心の手作り食に切り替えました。
一日二食から三食に切り替え、お昼ごはんは、一日の接種水分量の不足分の水(水道水はだめ!)をたっぷり入れて、肉・野菜・穀物をバランス良く与えました。
別に手作りじゃなくてもいいんです。水分さえちゃんと採って、オシッコをいっぱい出せばいいんです。
サプリや運動、除菌にも細心の注意を払いました。

この他にも、クランベリーやゴートミルク、イースト菌など。
ただし、「クランベリー」サプリは耐性が出来てしまうので長期間使用出来ないとのこと。
![bio500mgx[1]](http://blog-imgs-50.fc2.com/l/e/r/lerokun/20120619034505ec5.jpg)
←これで徹底的に除菌。
2週間後の再検査、大量にあったストルバイト結晶は、ひとつ残らず消えました。
ただ、まだ尿に潜血反応があったので、抗生物質を継続投与し、更に2週間後の尿検査となりました。
そして、膀胱炎も完治しました。
半年後の6月、再検査。結晶もなく、膀胱炎もなく、全くの異常なしでした。
ところが、同じく6月に検査したりれらにストルバイト結晶が…。
ここで大きな疑問。
食事はパコと全く同じにしている。 除菌も同じ。 運動にいたっては、パコの3倍・4倍は動き回っているでしょう。 運動量が多い分飲水量も多い。
なのに、なぜ パコが正常でりれらに結晶が??
膀胱炎などの菌は検出されませんでした。
自宅でもphを毎日数回測っていましたが、ずっとアルカリ尿が続きました。
野菜をやめて肉食だけにしても、全く変化ありません。
ストルバイト結晶は、食事で治す、正確に言えば、手作り食にして水分摂取を増やすことで治すことができるとパコは立証してくれました。
そして今度は、食事を気を付けてさえいれば発症しないというわけではない、とりれらは立証してくれたのです。
ネットにはいろいろな情報、時には真逆の情報が錯綜しています。何を信じてよいのやら…。
獣医学に関しては日本よりやはり欧米のほうがかなり進んでいます。
一応

そしてその結果わかったこと。
犬にとって、ストルバイト結晶が出来るのは、さほど珍しいことではない。
少なくとも、細菌による感染が見られなければ、運動や食事、水分補強などに気をつけてさえいれば、特別なことをする必要はない(療法食に変える必要はない!)。
一日のうち一回でも尿を酸性(弱酸性)にしておけば、結晶は消える。
尿がアルカリ性に傾いたままだと、結晶がどんどん出来てやがて石になってしまうので、りれらの場合、尿を一過性でも酸性にする必要がありました。
そこで、探したのが、これです。

アミノコンプレックス pHコントロール100g 4500円
尿pHを健康な弱酸性に保つことを目的に開発された犬用サプリメントです。
これ、りれらには効きました。
2-3日で、弱酸性になり、その後、ずっと弱酸性(酸性になりすぎると こんどは シュウ酸カルシウム結石 を形成してしまいます)を保っています。
尿が酸性に傾いていれば、ストルバイト結晶は出ません。
酸性尿を作ることで菌の繁殖を防げることができるので、結晶ができにくい膀胱環境が保てるのです。
日本では、まだ石になっていない結晶の状態なのに、やたらと市販の処方食を勧められることが多く、悩む飼い主さんは多いと思いますが(

りれら、本日、再検査。
結晶はひとつ残らず消えていました。まずは一安心。
ヨークシャテリアは尿結石を作り易い犬種なのだそうです。
なので、結晶のうちに早期発見してやっつけられるように、常日頃から尿のphにも気を付けて、菌感染には特に気をつけて、これからも運動・水分・清潔を心がけてあげる必要があります。
食べることが大好きなリーパコ。一生療法食だけ、なんて とんでもないです。
そうそう、話はちょっとずれますが、食育セミナーでその話をしたところ、獣医さん曰く、
「ドッグフードから学べることもありますよ。療法食は塩分を多くして水を飲ませるようにしてあるわけですが、それは、犬にとって塩分NGではないということを示しているのですから」。
「犬にとって塩分NG」というのも、間違った常識、なのだそうです。
とはいっても、処方食の場合、過剰な塩分には間違いないので、腎臓に負担がかかるのは必至と思いますが…。

ちなみに、リルは、ずっと缶詰のウェットフードでした。
しかも、大きな缶で1ドルに満たなかったと思う…水はワンコ専用のお水を飲ませていたけど…尿結晶になったことは一度もありませんでした。リルの時代には、処方食なんてものもなかったと思います。

れ~ろは、手作り食をオーダーしていました(ワンズカフェクラブ…オススメですよ^^)。
ただ、れ~ろは本当に好き嫌いの激しい子で、ごはん類や魚類が入っていると全く食べないし、肉なら何でもOKというわけでもなく、「お好み」のメニューを探すのに苦労しましたが…やはり、一度も尿結晶になったことはありません。
ストルバイト結晶は、決して軽く考えてはいけないけれど、神経質になりすぎて、「困った、どうしよう」と慌てたり、「何とか対処しなきゃ」、「処方食に変えなきゃ」、と焦る必要はないのです。
再検査は2ヶ月後。
いっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱい遊んで、結晶とは永久にバイバイしよーね


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