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誕生日~ぶっとびケーキ史2019~


2019年02月24日
☆日曜日☆

よたママさんからいただいたワインと共に。2018年09月18日よたママさんからワインをいただきましたmini 2018秋。またよたくんと会えたら嬉しいね


「れ~ろ☆と愛を届け隊」は ボランティアで構成する 動物保護団体「Arch」 の保護活動を応援しています。
「れ~ろ☆と愛を届け隊」プロジェクトは被災犬支援を目的に当Aブログで立ち上げました。

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動物保護団体「Arch」は、センターで殺処分を待つ犬猫を保護し、各ボランティア宅にて一時預かりをして里親を探す活動をしています。



※しばらく支援品の受け取りをお休みさせていただきます。



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最近のパコさん、よく食べるようになりました。

退院時、これからは寝たきりになり、鼻から胃にカテーテルを通して栄養補給をする、なんて言われていたことが嘘のようです。
ゴハンを食べられるようになったので、「一日20時間、2時間おきにシリンジで給餌」から、「1日6食」に、しかも、ごはんに水をたっぷり入れられるので1時間おき(1日20回)の給水も 夜寝る前を含めて1日2-3回に減りました。の体も心も時間もだいぶ楽になりました。この回復ぶりはまさに神がかり的、獣医学の限界を超え、獣医さんも「なぜ?」と首をかしげるばかり。

そのわりに、1.5キロに減った体重がなかなか増えてくれないのが悩み、なんですが。

食べてくれるようになったのはとても嬉しいけど、献立には悪戦苦闘しています。

胆・肝・膵の疾患の食事は低脂肪が絶対条件。

退院時に渡されたのはロイヤルカナンの消化器サポート(低脂肪)リキッド。

病院では4時間毎、一日6回の給餌で、毎回2-3滴舐める程度だったらしいのですが、退院した夜から家ではいっぱい飲むようになり、一日100㎖を飲んでいました。

しかしながら、低脂肪(パコの場合1.9g)である分、高たんぱく(9.03g)。腎不全末期のパコの腎臓には負担が大きすぎる。反対に腎臓病用療法食だとどれも脂肪分がびっくりするくらい多い(なかには10倍量のものも)。

ということで、低脂肪・低たんぱく(正確には低リン)を徹底するには手作り食しかないけど、そんな上手い具合にいく食材なんてなかなかないわけで。カロリー保持には炭水化物を増やすしかないけど、そうなると糖尿病になる恐れもあるし。さらにパコは同じメニューだとすぐに食べなくなるから毎日違うメニューじゃなくちゃだし。

低脂肪・低たんぱく(低リン)食のメニューづくりに「あーでもない」「こーでもない」と頑張っている今日この頃です。


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パコが突然昏睡状態に陥り「今日中の命」と告げられた、あの「魔の火曜日」から一ヶ月たった、2月16日はの誕生日でした。

毎年恒例なので、まずは「ぶっとびケーキ史」を貼っておきます。

ケーキで見る誕生日誌20190216

そして、今年は…

20190217_面白ケーキ2019blog
ぜーんぶケーキだよ。

こんなケーキできましたforblog
今年はお誕生日旅行もお誕生日ディナーもなくて、それどころか自分の誕生日のことはすっかり頭から抜けていたけど。

リーパコからのプレゼント。
20190216_リーパコからお誕生日のお花のプレゼント blog

りれらのスペル(Lylera)が間違っている。
20190216_お花のカードblog
、詰めが甘い。

外にディナーに行けないかわりにが瑞穂牛のステーキを作ってくれた。
20190216_瑞穂牛のステーキblog
お皿にお肉が一枚だけドンって。 付け合わせの温野菜はないのかい!?
スープとかサラダとかはあるのに、やっぱ詰めが甘いのだ。

プレゼントくれた皆さまに感謝!
20190216誕生日にもらったものblog

退院してから3週間と3日。
かかりつけVETに、
「ERの獣医さんたちは、パコはもう死んだと思っているでしょうね」
と言ったら、
「そうだと思います」
と即答。

パコは生きていて、まだ果敢に闘っていて、そして、いっしょにお誕生日のお祝いをしてくれた。
20190216リーパコと面白ケーキblog

それが何よりも嬉しいプレゼント。何物にも代えられない幸せ。

入院中、退院してからゴハンを食べられるようになるまでは本当に大変だった。
治ったわけではないけれど、こんなに落ち着いた時間を再びリーパコと過ごせることが出来るなんて夢のよう。

闘いはまだまだ続くけど、まだまだ頑張れる。
絶対に元気になる!


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諦めたら奇跡は起こらないから


2019年02月23日
☆土曜日☆

cloverさんからいただいたおしゃれすぎるスタイ。2018年9月15日cloverさんからいただいたスタイSSS元気になったらカフェに行こうね。でも使うのもったいないね
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「元気玉送るよ」とたくさんのメッセージをいただいき本当に有難うございます。
メールやラインにはなかなかすぐにお返事出来ていなくて大変申し訳ないのですが、とってもとっても有難く嬉しく読ませていただいています。

ラインは自動表示で読んでいるので、既読にならないこと多々ありますが、ちゃんと読ませていただいています。「未読スルーかい!」ってツッこまれそうですが….


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余寒お見舞いの時期に、年賀状をいただいた方、メール・ラインのお返事しないまま失礼しちゃっている方に、慌てて送った寒中お見舞い。
2019寒中お見舞いのピーナッツ
ご丁寧に「届いたよ」ってご連絡いただいた皆様、ありがとうございます。
でも、これ、私の手作りではありませんの。
落花生の殻にレーザープリントしてもらったものです。
千葉県産の美味しい落花生なので食べていただいてももちろんOKですし、そのまま箸置きとして使っていただいてもけっこうおしゃれですよ。

節分に落花生をまく地方もあると聞き、節分にあわせて送ろうと思っていたら、パコのことであたふたになってしまい、余寒お見舞いになってしまいました。でも、送ろうと思える気力が出るくらいにパコが奇跡的な回復を見せてくれたことが何より嬉しい。


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ヴィッキーママさんから市ヶ谷亀岡八幡宮のお守りをいただきました。
20190210ヴィッキーママさんからお守りをいただきましたSS
時間も体も心もいっぱいいっぱいだから、お守りを持つ、というところまで考える余裕がなくて、温かいお心が本当に嬉しかった。毎日、パコの体を何度もお守りで撫でながら「良くなれ~良くなれ~」と念じてます。ほっと一息できるお茶やバレンタインのチョコもいただきました。ありがとうございます。

20190216ジュリアンママさんからお見舞いのぬいぐるみをいただきました
ジュリアンママさんからパコにいただいた、かわいいぬいぐるみ。りれらが狙っている(笑。
パコにダッコさせて、「良くなれ~良くなれ~」と毎日念じてます。バレンタインのチョコや私のお誕生日プレゼントまで~ジュリアンママさんはいつも素敵なプレゼントを送ってくださいます。本当にありがとうございます。りれらにいただいた素敵なバースデープレゼントのお洋服は近日公開(^^)

昔、ニューヨークに住んでいた頃に、けっこう有名な人に前世を見てもらったことがあってね(まぁ、そーいうの、面白がっている範囲で、信じているってわけじゃないけど、友達に誘われて興味本位100%で。鑑定料がけっこう高かった記憶はある)。アメリカ人ってキリスト教だから生まれ変わりなんてとんでもない!って思っているはずなのに、前世には興味ある人多かったりする(矛盾すぎると思うが、それもまたアメリカ人っぽい 笑)。

 で、そのとき言われたのが、私の前世は

「インドのお姫さま」

なんだそう。

体じゅうに高価な宝石をジャラジャラつけて、しかも、病気を治す力を持っていたらしいの。
「病気を治してほしい」と、たくさんの人が行列をなしていたらしいわ。

ということで、入院中に重篤な状態から奇跡の生還をしたときにそのことを突然思い出した現世の私、それから入院中のパコにずっと、「気」を送ってました(修行したことも学んだこともないけど)。

「良くなれ~」「良くなれ~」。 そして今もやってます、「良くなれ~」「良くなれ~」。


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退院してすでに一ヶ月。 


退院時示唆されたのは、ターミナルケア(自宅で看取るための緩和ケア)。
ターミナルケアの目的は、少しずつ少しずつ容態は悪くなるけれど、悪くなるスピードが遅くなるように、痛みや辛さを出来る限り緩和しながら低空飛行を続けること。

けど、

はターミナルケアをしているつもりは全くない。
胆嚢が破裂する前に、再び胆管閉塞が起きる前に、手術ができるまで回復させるべく、積極的に闘うのみ。
それまで、どうか胆管が詰まりませんように、胆嚢が破裂しませんように、と祈り続け、この一ヶ月、そのことだけを考えて過ごしてきました。 

24時間体制の治療から自宅ケアへと変わり、今日は退院後6回めの血液検査。検査結果は悲喜こもごもで、相変わらず貧血は改善されないし、今回のことで腎臓のダメージが大きいけど、パコさん、頑張ってくれてます。
驚くべきことに、予想に反し、肝臓や胆嚢の数値、改善しています。

足踏みしてきたところで、すぐに、これは完全に自己流・自己責任だけど、肝臓ケアにチェリドニウム(チェリドニューム)、胆嚢ケアにバーベリアス(バーベリス、バーバリス)を通常の10倍量を毎日30分~1時間半毎の10回に分けて投与。献立においては、一日の脂肪1.9g以下を徹底的に死守。

すると、

ALP (正常値47-254) 8655 ⇒ 544
GGT/γGTP (正常値5-14) 113 ⇒12 
TBIL (正常値0.1-0.5) 7.35 ⇒ 0.7

と驚くような改善が。どれも、1/10 にまで下がりました。
ALP, TBILはまだ異常値ですが、GGT/γGTPは正常値に戻りました。

インスタにアップして、皆さんに驚かれた一枚。
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元の顔つきに戻っています。


生命あるものは、生まれたと同時に死へのカウントダウンが始まっている。それは理解している。
どんなに奇跡を起こし続けていても、最後の最期は奇跡が起こらない。それも理解している。
どんなにあきらめずに頑張っても、最後の最期は願いはかなわない。それもわかっている。

誰にでもその日は来る。
ただ、推定年齢16歳-18歳のパコさん、辛かった犬生の前半を取り戻すべく、まだまだ生きることに貪欲です。
だから、今はまだ、闘い続けたいと思う。パコもも絶対にあきらめずに頑張る。



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奇跡は起こる~終末ケアなんて言わせない!~


2019年02月11日
☆月曜日☆

リアンママさんからいただいたヘアアクセでおしゃれしました。 リアンママさんからいただいたヘアアクセSSS(2018春)リアンママさんからいただいたヘアアクセSSS2(2018秋)リーパコいっしょが楽しいね。
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毎日「頑張れ」ってメッセージやライン、メールをいただき本当にありがとうございます。
どれだけ励まされているか・・・なかなかお返事は出来ないけれど本当に感謝しています。



今は、これまでからは想像できないくらいに穏やかな時間を過ごしています。



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seaさん
から手作りの、素敵なパーチメントのお見舞いカードをいただきました。

「dear Pacochan」 の文字を見て、涙がとまらない。
2019年1月30日seaさんから御見舞いのカードをいただきましたSS

素敵なバラのマドレーヌ。
2019年1月30日seaさんからマドレーヌをいただきましたSS
朝6時から夜2時まで1時間おきの給水と2時間おきの給餌、いつ急変するかわからない緊張で心休まらぬ日々を過ごしているときに、ふと息をつけるティータイム。お心づかいが本当に有難くて嬉しい。有難うございます。パコもも、まだまだ頑張る!

胆嚢の粘膜嚢腫による総胆管閉塞、黄疸、重度低血糖、意識がなくなり昏睡状態、尿毒症の発症で、「今日中の命」と言われながらも、2度の奇跡的な生還を果たしたパコさん、「ターミナルケア(終身医療)」を示唆され、再び胆管閉塞を起こし胆嚢破裂を起こすのは今日か明日か一週間後か、と退院後も気の休まらない日々が続いているけど、家に帰ってきてからは、「意識朦朧とした状態が続く」はずだったのが、自分で歩きはじめて、きちんと意思を持って動いています。よろけたり転んだりしながらも、決してめげることなく、よく歩きます。

希望は全く捨てていない。
目指すはターミナルケアではなく、回復あるのみ。

節分は、門扉にいつものプレートを飾りました。パコをいじめる鬼は外に追いやらなきゃだからね。
玄関プレート 節分

以前の写真を見ていたら、去年、一昨年と、節分のお面の写真を撮っていなかったので、今年は3年ぶりに撮ってみました。

れ~ろの時代から使っている鬼のお面(でん六豆のおまけ)。
節分史れ~ろ(2007-2011)

リーパコへと引き継がれ…
節分史リーパコ(2012-2019)

3年ぶりの撮影。
2019年02月03日節分( pacoLylera)
来年もいっしょに撮ろうね。

自分の足で歩き、水を飲み、ホリホリしたり布団にもぐったり。
パコはがんばっています。



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見限られても希望は捨てない


2019年02月01日
☆金曜日☆

cloverさんから手作りのお洋服をいただきました 2018年04月15日cloverさんからいただきました(ss)またお揃いでお出かけしようね。

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インスタには随時アップしているのですが(インスタなのに文章長い)、ブログのほうはなかなか更新出来ず、ご心配おかけしています。メールやラインもなかなかお返事出来てなくて本当にすみません。でも、たくさんの励ましのお言葉に本当に力をいただいています。有難うございます。

インスタにアップしたものからの転載が中心になりますが、自分自身の備忘録を兼ね、前回からの出来事を時系列で書き綴ります。 前回更新から10日以上経ってしまったので、1/19~1/24の記録から…(19日、20日は前回分と重複します)。


【2019年1月19日 土曜日】
ICU 4日め。
人工呼吸器をつけなければ今日中に死ぬ、と宣告された翌日。

今日のパコさん、寝てました。「りれらが来たよ」って言うと目と耳が動きました。昨日、りれらの吠え声にそっくりなワンコさんが吠えるとパコも吠えていたので、「今日は吠えていいよ」って言ったのに、こういうときに限って静かなりれら。
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パコの点滴台には点滴につながる機械がいっぱい。
20190119_135929パコの点滴台 - コピー
これ全部パコ専用。

24時間体制で、朝でも昼でも夜でも夜中でも順次点滴が交換され、注射もされる。
この体制でのケアがなかったら今頃パコは生きてなかっただろう。

ショック状態になり、「手術は無理、今日一日はもたない」と言われ、自宅で看取ることを決めて帰宅した火曜日。
自宅に帰ると目を覚まし歩きだし、かかりつけ医に「奇跡」といわれた。

これだけ頑張っているパコの生命力を信じようと手術を決心し、高度医療施設を紹介され入院した水曜日。

朝、「容態がかなり悪い」と病院から電話を受け、「このままでは今日中に死んでしまう。生命を維持するために人工呼吸器をつけるか決めてほしい」と告げられた金曜日。そして、意識が回復し立ち上がって吠えるパコに、獣医さんに「信じられない容態の変化」と驚かれたその日の午後。

激動の4日間に起きた、パコの死の淵からの生還を、2度の奇跡が起きたと人間は思うけど、パコの強い生命力からしたら必然的な出来事だったのかもしれない。だから、「あきらめない」。 パコが教えてくれたこと。


【2019年1月20日 日曜日】
ICU 5日め。

肝数値が改善されず手術が出来る見込みなし。黄疸もなかなかとれない。
意識レベル低下、目の辺りを触ると微かに瞼が動く。呼吸はだいぶ楽そうになったように見える。
気づいて少し起き上がってくれたが、目は閉じたまま。
意識レベルの低下が脳のダメージによるものだったら.手術が上手くいっても意識レベルはこのまま変わらないだろう、とのこと。
もう元気なパコの姿を見ることは無理なのかな。。。

思い起こすと、もしB病院に転院せず、自宅点滴を認めないA病院のままだったら、火曜日に静脈注射用の糖液もステロイドの皮下注射ももらえず帰宅し、きっと水曜日まで命はもたなかっただろう。水曜日に手術を決断しERに緊急入院していなかったら、今日この日までの生命維持は絶対に不可能だった。

まだまだ奇跡を信じる!


【2019年1月21日 月曜日】
ICU 6日め。
面会に行ってもずっと寝たまま。触っても反応なし。
それでも、無理やり起こすと少しは反応するらしい。

絶対泣かないって頑張って来た一週間。
けど、この日はいくら触っても反応がないパコの様子に、さすがに心が折れかかって、家に帰ってから、布団かぶって、喉が痛くなるくらいの大声で「パコがんばれ!」って叫んで、パコの名前を何度も呼びながら声出して泣いた。

でも、もう泣かない。

パコの写真や動画を見ていたら、

「パコがこんなに頑張っているのに私が泣いてちゃダメでしょ、元気になることを信じていっしょに頑張らなきゃ!」

って気を入れ直した。 自分に喝!


【2019年1月21日 火曜日】
ICU 7日め。

B病院で、「今日一日もたない」と言われ、看取るために自宅に連れ帰った日からちょうど1週間。

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いつも枕をして寝るパコなので、家で使っていたクッションを置かせてもらった。
慣れた匂いがあったほうがいいだろう、と思って、洗わずに、持って行く前日にりれらにその上で寝てもらって。
りれらのこと思い出して、「まだまだ私が面倒みてやらなきゃ」って頑張ってくれるといいな。

今日はちょっと反応してくれて、前足を動かして応えてくれたけど、あまり触り過ぎて「うるさい」と感じたのか、そっぽ向かれちゃった。オシッコもちゃんと出ているようです。

これだけの容態になりながらも、金曜日はBUNもIPも跳ね上がったけど、今は改善され、腎臓の数値は安定している。入院してからホモトキの注射はしていないけど、ホモトキは細胞組織に入るとそのまましばらく細胞が記憶してくれているそうで、体内にしっかりと残ってくれて調整してくれたのかも。

肝臓の数値が下がらないので、まだ手術は出来ない。今胆嚢が破裂したら大変なことになる。どうか、肝臓の数値が下がってくれますように。ケータイの着信音がなりませんように。


【2019年1月22日 水曜日】
ICU 8日め。

夕方の面会で、小窓を開けて「パコ」と呼ぶと、聴力を失ったパコには聞こえてないはずだけど、気づいて起きてくれて大きな目を開けてくれた。これまでは細くしか開けられてなかったのでだいぶ調子いいかも? 顔を触ると、手のひらをペロペロと二回舐めた! そして、一生懸命立ち上がろうと何度も体を起こしては倒れ、を繰り返す。これはかなり容態改善している、もしかしたら明日手術が受けられるかも、と期待。

が、背後から声をかけてきた担当医からは意外な言葉が。

「驚くほど数値も改善されていますので、今日あたりが退院のタイミングではないかと思います」

どういうこと?手術しなかったら間違いなくこのまま死ぬから、数値が改善されたら手術をするって話だったよね? 手術しなければ、胆嚢が破裂したり胆嚢閉塞が悪化して死に至るって話だったよね?

結局、手術は無理だって。
「無理」とは、はっきり言わない。

「どうしても手術を希望するなら、やりますが」みたいな言い回し。

「術後死の可能性が極めて高い。手術は大きな賭けになる。(生き延びても)元気になるかと言えばそれもおそらく望めない。」
「この数値まで改善した今を逃したらもう家には帰れなくなるかもしれない。」
「連れ帰って、家でもう一度考えてそれでもやはり手術を、ということになったらお受けするが、かかりつけ医と共にターミナルケアを考えるのも検討してみたらどうか」

だって・・・見限られちゃったよ。

結局残された道は、ターミナルケアでしかないのか。

数値に関しては、腎臓関連は正常値、肝臓関連もかなり改善され、特に、胆管閉塞を計る「Tビリルビン」がものすごく下がって、「ここまで良くなるとは考えられなかった。詰まっていた胆汁の一部が流れ始めたかもしれない」と。

そんなことあるのか、と不思議だけど、

「滅多にないけどたまにある」

らしい。

調子上向きに見えるのは一時的なものなのか?

「死にかけた状態」で来たパコは、多少容態が良くなった今も、「死にかけている状態」だそうです。

ここの病院の獣医さん、やたら「死ぬ」という言葉を使う。重篤な犬猫しか来ないから、あいまいな表現で飼い主が希望的解釈して、のちに訴訟問題にならぬよう、あえて直接的な表現を使っているのだろうか(比ゆ的な表現でなくとも、「命がない」とか他の表現もあるかと思うけど)。

夜12時に打つ注射を前倒しして9時に打つので、それ以降に迎えに来てください、とのこと。

夜9時半、パコを自宅に連れて帰って来た。
20190123_223453 帰って来たよ - コピー

結局手術は諦めることになったけど、残された時間を大切に過ごしながらも、まだ絶対にあきらめない!


8日間の入院で45万円。かかりつけ医3日間の治療で12万円。さて、保険でどれだけ補填されるかな。


【2019年1月23日 木曜日】
前日、パコを連れて帰宅したのは夜11時近く。

病院では1日6回4時間おきにリキッド1㎖を1-2回舐める程度とのことだったけど、12時に飲ませたところ10㎖飲んだ。夜明けの4時、ペーストした豚肉と葛湯を混ぜ~10㎖飲んだ。

ウトウトしていると朝7時に「パコが歩いてる!」って声にびっくりして飛び起きた。
廊下に出て3つの角を曲がり、リビングルームまで歩いていった!

ICUで過ごした8日間、立ち上がるのもやっとで、もう歩くことはないと思われていたのに、最初はよろけたり転んだりしながら、しだいに覚束いながらもきちんと4本足を使って。
パコが歩いた
再び部屋に戻り、往復20m近く歩いたのだ。 あまりにびっくりして口ポカーンになってしまった。

目は見えなくても、耳は聞こえなくても、家に帰って来たことがわかって、パコはいつものように頑張って歩いた。
「今日中に死ぬ」と2回も宣告されたけど、パコはまだ生きている! 自分の足で歩こうとしている!


朝、B病院へ。
ERから報告が来ていて、担当医同志で話もしてくれていたので特に私からの説明は必要なし。
ERに入院中は、夜中も昼と全く変わらぬ24時間体制で17種類の薬、栄養剤を順次点滴・注射。
パコが生命を維持できたのも、この体制でのケアがあったからこそ。
それを切ったらどうなるか。
点滴を切って半日後の血液検査をする。


:::::::::

結果とその後の検査については、次回に書きます。





今日のパコさんは調子悪し。
歩かないし食べない。体重が1.4キロまで減って、自分の足で自分の体を支えられなくなっている。
下痢や嘔吐はなし。療法食のリキッドは飲んでくれているので、ガムシロップやブドウ糖で何とかカロリー保持。

りれらにはいっぱい我慢してもらっているけど、りれらも頑張ってます。
ベルの練習201901
「ベルを鳴らして」のコマンドで、遠くにあるベルを鳴らす練習(@保育園)


パコが帰ってからはパコに踏まれそうになってガウってたし、りれらが吠えたらパコも吠えたし、いろいろパコの元気に貢献してくれているね。「人工呼吸器にしなければ今日中に死ぬ」と言われてたのにパコが立って吠え始めたのは、りれらの声にそっくりなワンコが吠えていたからだし、驚異の数値改善があったのは、りれらの匂いいっぱいのクッションを置いたからだって、は思っているんだ。




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Author: 703△

 703△

(れ~ろのおばーちゃん)
いくつもの病気を抱えても明るく楽しく生きたヨークシャテリアの男の子、れ~ろくんの14歳5ヶ月からの記録としてブログをはじめました。東京在住。


☆ ☆ ☆

東京都建設局により, ブログタイトルを名付けた木が府中街道の 街路樹に植樹されました。



☆ ☆ ☆


あの日からもう12年。
カウントダウンタイマー
☆ ☆ ☆
☆れ~ろくん☆

1996年3月18日~
~2011年3月29日
15歳と11日で天寿全う

NewYork生まれ
NewYork&東京育ちのやんちゃ坊主。
たくさんの病気を抱えても超元気な犬生全う!

☆りる☆ちゃん
☆れ~ろのママ☆

1990年8月24日
~2004年12月23日
14歳4ヶ月で天寿全う

Iowa生まれ NY育ち
超お嬢様のりるちゃん。
人工授精でれ~ろを産みました。
れ~ろはりるにべったりのマザコン息子でした。
パコ&りれら
☆パコ&りれら☆

パコの家の子記念日  7月5日

何度も奇跡の生還を果たした
☆ミラクルパコ☆

家に来て7年9ヶ月21日で天寿全う(2019年3月26日寂)


りれらの誕生日
2011年2月27日

保護犬のパコ&セレブな生まれのりれらは大の仲良し姉妹。

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記号 10170
口座番号 91645191
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(他行よりお振込み)

店名 〇一八(読み ゼロイチハチ)
店番 018
預金種目 普通預金
口座番号 9164519
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