置き去り犬メグちゃん、強制執行の結末。
2020年01月25日
☆土曜日☆
「れ~ろ☆と愛を届け隊」は ボランティアで構成する 動物保護団体「Arch」 の保護活動を応援しています。
動物保護団体「Arch」は、センターで殺処分を待つ犬猫を保護し、各ボランティア宅にて一時預かりをして里親を探す活動をしています。
「れ~ろ☆と愛を届け隊」プロジェクトは被災犬支援を目的に当ブログで立ち上げました。
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= 「れ~ろ☆と愛を届け隊」プロジェクト =
(誌上)おまかせフリマ
着画をお待ちしています♪
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FBをやっている人は知っていたと思いますが、

2013年、公園で口輪をはめられ、短いリードに繋がれたまま置き去りにされたゴールデンレトリーバーのメグちゃん。一晩雨に打たれボロボロになっていたところを保護され、新しい飼い主と共に6年間過ごしていた。その間、メグちゃんの所有権をめぐって裁判が行われ、2018年保護した側が敗訴、上告も差し戻された。そして先月(12月3日)、その後、「強制執行」という形で幕を閉じたことが、当事者のSNSに公開され明らかになった。
経緯の大筋は、Yahoo News(2018年6月)より抜粋。
『東京・吉祥寺にある公園。2013年6月下旬の朝、前夜からの雨があがった曇り空の下、そのゴールデンレトリバーは口輪をはめられ、短いリードで柵につながれていた。駆けつけた主婦が保護すると、被毛はぬれ、おなかのあたりが泥にまみれていた。
主婦は最寄りの警察署に拾得物として届け出たが、警察に引き渡すと殺処分される可能性があるため、自ら飼育することを申し出て、自宅に連れ帰った。先住犬との相性もよく、その犬を「めぐ」と名付けた。
問題が起きたのは、その約3カ月後だ。9月中旬、警察から「飼い主が名乗り出た」との連絡がきた。
「約3カ月も、なぜ探さずに放置していたのか」。主婦はそう疑問に思い、夫とともに、飼い主を名乗る女性から複数回事情を聴いた。
女性は「会社の上司で交際相手でもある同居男性が犬嫌いで、その男性が犬を置いてきた。男性を怒らせれば職を失い、結婚も破談になってしまうと思い、何も言えなかった」「この男性とは別れ、元夫と再婚するので犬を飼えるようになった。大切な家族だと思っているので返してほしい」などと説明したという。
一方で、主婦が保護した2週間前にも、めぐは、「交際相手の男性」によって渋谷区内の公園に放置され、近隣の人に保護されていたことが判明した。主婦は「2度にわたって『家族』だという犬を放置し、今回は3カ月間も名乗り出ないとは、犬の飼い主として信頼できない。女性のもとでは、めぐにとって望ましい飼育環境が確保されないと思った」と話す。公園に放置した時点で、女性は犬の所有権を放棄しているはずだと考え、返還を拒むことにした。
翌年10月、女性の弁護士から返還を求める内容証明が届き、15年3月には返還と慰謝料を求める訴状が送られてきた。女性は「犬の所有権を放棄したことはない。被告には引き渡す義務がある」などと主張。東京地裁は「女性が所有権を確定的に放棄したとまでは認められない」と判断し、主婦は敗訴。控訴したものの、東京高裁も一審判決を支持した。
犬を捨てれば、動物愛護法で遺棄罪に問われ、民法上は所有権を放棄したことにもなる。また、ペットの健康や安全を確保する責任が飼い主にはあると、動愛法は定めている。大岡裁きなら、主婦の所有権が認められそうなものだ。
だが裁判では、▽置き去りにしたのは交際相手の男性▽女性は犬が保護されたことを認識しており、犬の生命などに重大な危険がないことを知っていた▽遺失物法が定める期限(3カ月)ギリギリだが女性は遺失物届を出しており、犬を連れ戻すための行動に出ていた――つまり女性自身は犬を捨てておらず、飼い主としての責任も果たしていたと判断された。
主婦は「動物に対する飼い主の責任や感情には一切触れない高裁の判決文を読み、失望した」と言い、上告を断念した。4月下旬、「速やかに犬を返還して」などとする内容証明が届いた。
■「年老いた犬と平穏に暮らしたい」
主婦がめぐと暮らし始めて、まもなく丸5年になる。女性が裁判所に提出した資料によると、めぐは現在14歳。足腰の衰えが見え始めためぐを抱きしめながら、主婦は「年老いためぐとの平穏な日々を大切にしたい。でも、めぐはどうなってしまうんだろう」と涙ぐむ。今後は強制執行におびえながら暮らすことになる。
ペット関連法に詳しい細川敦史弁護士は「遺失物法上、もとの飼い主の所有権が失われていないという司法判断は理解できる。しかしもとの飼い主が、交際男性との生活を優先してその男性が飼い犬を遺棄することを2度も容認した行動は、動愛法が定める所有者の責務に照らして問題がないとは考えにくく、一般論としては飼い主の資格があるのかどうか疑問に思う。犬はかなりの高齢で、環境の変化が健康に悪影響を及ぼす可能性もある。
(※中略)
朝日新聞ではもとの飼い主の女性に弁護士を通じて取材を申し込んだが、「取材には応じられない」との回答だった。』
上司とW不倫して、子供連れて離婚し、いっしょに暮していたその上司が犬が嫌いで、2度にわたり口輪をつけ、短いリードで繋いで公園に放置した、と。 一度めは、散歩の途中で口喧嘩になり、女が先に帰り、その男は公園に置き去りにし後から帰って来た、そのときは別の人に保護され、取り戻したものの、それから数日後、再びこの男はメグちゃんを連れ出し、公園に置き去りにした。保護されていることは知っていたけど、男に嫌われたくないから連絡もせず放置していた。そして、この男とは別れ、前夫と復縁して犬が飼えるようになったから「返せ」と。そして保護したAさんに慰謝料まで請求。
そして、恐れていた日は前触れもなく突然やってきた。
保護してから6年、高齢のメグちゃんは排泄の失敗も増え、お尻を洗いドライヤーで乾かしているところに突然執行委員が来て、強制的に連れて行ってしまった。まもなく15歳という、ゴールデンとしてはかなりの高齢で、歩くのも覚束ないメグちゃんを無理やり抱き上げて連れ去り、あっという間の出来事だったらしい。
今はメグちゃんがどこでどのように暮らしているのか全くわからない。
詳細はコチラに⇒置き去り犬めぐちゃん「強制執行」~「動物はモノ」という悲しい現実
しっかしなぁ。
「飼育放棄」とは見られないから「遺失物取得権」だと?
ちゃんと飼い主としての責任は果たしていた?????
裁判官、あなたはバカですか????
欧米だったら、放置した時点で、動物虐待で逮捕だよ?
結局、判例を作りたくなかったから動物愛護法を適用せず遺失物管理法を適用しただけ。
さて、この大きな矛盾はどう説明する?
保健所に収容されたら1日~8日で殺処分されるのに、取得物になると3ヶ月。
動物がひとつの命ではなく、“物”だっていうなら、財布と同じように3か月間は大切に保管されるべき。
なのに、数日で殺処分されてもよいことになっている。
おかしくないか?
手段としては、保健所にいったん預けて、拘留期間終了時に譲渡してもらう、という形はとれたんだけどね。
かつての多摩川ホームレスの犬たちも、その方法を取った。
直接ホームレスから保護すると、あとから返せ、という話になってもめるから、一旦保健所に収容し、保健所から譲渡してもらうことで完全に所有権は引受人のものになる。ただ、拘留期間中にホームレスが返却を申し出てきたら返さなくてはならないのでその間はヒヤヒヤしながら待ち、拘留期間が過ぎてから順次各保護団体による引き出しが行われ全頭無事保護された。
でも、そんなことフツーの人は知らないよね、ほとんどの人が、多くの保護団体や個人保護者がセンターと連携していることも知らず、保健所に渡せばすぐに殺される、と思っているんだろうな。 実際、飼い主持ち込みの場合、その日または翌日に殺処分する収容センターもあるし、地方にいけば収容スペースの関係で2-3日で殺される捕獲犬・猫も多い。東京は保護団体が多いから、保護団体のボランティア活動におんぶにだっこで殺処分ゼロ、と声高らかに自慢してるけど。
数日前、バンジージャンプさせられた豚の映像を見て、えらく気分害してたのに、更に気分悪くなった

