里親会
2011年05月11日
☆水曜日☆
再び、埼玉ブリーダー崩壊から救出された子たちの里親会に行ってきました。
実は、4月に行ったときに気になっていた子がいたんです。
ブリーダー判断での推定年齢は5-6歳(獣医さんによると、それよりも上かも、とのこと)のパピヨンちゃんです。
![43b136dd8adcc9f4ba6e596dd0972245[1]](http://blog-imgs-31.fc2.com/l/e/r/lerokun/20110511044823ce8.jpg)
(「動物の幸せを結ぶ会」より写真お借りしました。)
繁殖のときに外に出されるとき以外、小さなキャリーケースに何年間もずっと閉じ込められて育ちました。
救出されたときは、乳がんの腫瘍が破裂しそうに飛び出ていたそうです。
これまでの一生を、足腰も立たないような小さなキャリーケースの中で、病気に苦しみながら、まともに食事も水も与えられず過ごしてきました。救出があと少し遅かったら、この子は絶望と痛みに苦しみながら、暗くて小さなキャリーケースの中で息絶えていたことでしょう。
こうして弱っていくわんこたちが、ねずみにかみ殺される・・・にわかに信じがたいことが、そこでは起こっていました。
そんな過酷な仕打ちを受けてきた子だけれど、手術も無事に済み、今では、こんなに穏やかで優しい子になっています。

子供たちがどんなに騒いで体を触りまくっても全く怒りません。

目で語る、と言われるヨーキーばかり見てきたせいか、笑う、怒る、といった感情表現をいっぱいに見せてきたりるやれ~ろに比べると、何だか感情表現が乏しい気がするのですが…気のせいでしょうか。
病気や年齢のことを考えると、これからどれだけ長く生きられるかわかりません。
でも、これからは、これまでの辛い過去を忘れさせてくれるような、穏やかで幸せな日々を過ごさせてあげたい、4月に会ったときからずっと思い続けていました。
特にこの子に思い入れがあったのは、自分の親を癌で亡くしているからでもあります。
まだ里親が決まっていないのなら、引き取ろうと考えるようになりましたが、既に何件か申し込みがあるようです。
代表の方といろいろ話をしていると、
「2頭飼えるんじゃないですか?」
2頭飼う予定ではいますけど、1頭はヨーキーを決めているから…
なんて答える間もなく、
「この子もおとなしくて、かわいいわよ!」
と、突然渡された子・・・・

プ、プードル????
確かに、とても静かで愛らしい顔をしています。
けど、「プ、プードル…」、いやぁ、プードルって全く思考範囲の中に入ってなかったから・・何だか焦った。
多分、プードルを抱くのは生まれて初めてかも…。
この子、こんなにクルクルな毛でふわふわだから一見してわからないけど、ものすごく痩せているんです。
れ~ろが病気で痩せたときみたいに、背骨がゴツゴツ、あらば骨もむき出し状態。。。
![chinatsu20110223[1]](http://blog-imgs-31.fc2.com/l/e/r/lerokun/20110511052111757.jpg)
救出されたときはこんな状態でした。
救出されて一ヶ月あまり、手の施しようがなくバリカンで切り取られた毛もフサフサになってきて、これからはもっともっとかわいくなるでしょう。そして、おなかいっぱいごはんを食べて、太ってほしいです。
抱かれている間も、おとなしくて本当にいい子でした。
人間にひどい仕打ちを受けてきたのに、ここにきている子たちは、どうしてこんなに人なつこくていい子たちなんだろう…「犬は3日飼えば恩を忘れない」って、昔から言われているけど、救出してくれたことに感謝しているからなんでしょうか。なんだか切なくなります。
*****
れ~ろに注いだ愛情とれ~ろがくれたいっぱいの愛情を他のわんこに広げたい。
保護犬の里親になることに迷いはありません。あとは縁があるのを待つだけです。
「運命の糸」を手繰り寄せた先にはどんなわんこが待っているのでしょうか…。
きっとれ~ろが手繰り寄せてくれることでしょう。
****************************************
お読みいただき有難うございました。
れ~ろに


れ~ろの足跡
***にほんブログ村ランキング参加中***