【お宿3泊目】別格「三養荘」はやっぱりすごかった!~祝リー誕☆伊豆の旅4日間~
2020年03月16日
☆月曜日☆




「れ~ろ☆と愛を届け隊」は ボランティアで構成する 動物保護団体「Arch」 の保護活動を応援しています。
動物保護団体「Arch」は、センターで殺処分を待つ犬猫を保護し、各ボランティア宅にて一時預かりをして里親を探す活動をしています。
春のARChフリマ中止のお知らせ
新型コロナウィルス感染対策のため、各フリーマーケット主催団体の開催中止が続いており、再開のメドがたっていない状況下、残念ながら春のARCHフリマは中止となりました。
現在、2月・3月の里親会も中止しておりますが、引き取り作業はつづいています。
ご支援品は随時お受けしていますので、何卒これからも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
「れ~ろ☆と愛を届け隊」プロジェクトは被災犬支援を目的に当ブログで立ち上げました。
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河津から伊豆長岡温泉までは車で一時間ほど。
三養荘の駐車場に着き、車を降りるとすぐに番頭さんと仲居さんが出迎えに来てくれて、敷地内へと案内されました。

扉を開けるとそこは別世界。敷地に足を踏み入れた途端に広大に広がる美しい庭園の景観に圧倒される。

京都の庭師 小川治兵衛氏による日本庭園は「すごい」「素晴らしい」の言葉しか出ない。まさに「日本の芸術」。

伊豆長岡温泉にある「三養荘」は42,000坪の広大な敷地の中に「本館」と「新館」があり、総客室40室。
そのほとんどが、離れ風の造りになっており、広い日本庭園を囲むように配置され、それはもう見事なまでに贅沢な空間。


本館は、昭和4年、旧三菱財閥の創始者岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として、京都の庭師小川治兵衛の手による壮大な日本庭園の中に、瀟洒な数寄屋造りの和風建築邸として建設されたもの。
平成29年年6月、貴重な国民的財産として文化庁により有形文化財に登録された。
有形文化財に登録されたのは、以下の7点。
• 玄関・茶室棟(現在の本館玄関・茶室・応接室など)
• 客間棟(現在の客室 老松)
• 中央棟(現在の客室 木曽・巴)
• 居間・書斎棟(現在の客室 松風・小督)
• 御幸の間(現在の客室 みゆき)
• 待合
• 露地門
現在客室になっている棟は、一般客も客室として泊ることが出来ます(インターネットの予約不可)。
「御幸(みゆき)」は昭和天皇后両陛下・令和天皇后両陛下が宿泊された客室。

本館の離れではここだけ温泉が引かれている。
新館離れの「初音」は令和天皇が皇太子時代に宿泊された客室。

毎朝9時より庭園散策ツアーがあるけど、わんこはNG。
わんこ連れだと三養荘の庭と建築を堪能する、というわけにはいかないのは残念だけど…それは仕方ないか。
愛犬と宿泊できるのは、特別室「藤裏葉」。

文化勲章受章者である建築家 村野藤吾が設計した純日本風数寄屋造りです。

以前には庭園ツアーにも組み込まれていたこの離れは、もとは貴賓室。
ルームチャージが税込み525,000円 食事代1人税込み52,500円で、二人で宿泊すると一泊60万以上。
政財界の著名な方たちが利用していたらしい。
半分に仕切り、『藤裏葉(ふじのうらば)~和んずHanare~』としてわんこ連れ専用となったのは5年前(平成26年7月25日)。
玄関前にはペット用の足洗い場があり、

玄関内にはペットカートも用意されていました。 ペットカートを利用すればお庭散策できるのかな?


ハート型に似た文様は村野藤吾が好んで使っていたという「猪目(いのめ)文様」。

以前は政財界のお偉い人達が会議や打ち合わせの場にしていたとのこと。
よもや、その部屋がわんこ連れの食事処になるとは、想像もしていなかったでしょうね(^^)
お部屋の様子は、ビデオを回してりれらに案内してもらいましょう。
やっぱり無理だった…(^^;)
では、写真が多くなりますが、改めまして。
和室が2部屋。次の間から本間を見たところ。

本間。


本間の奥に1畳ほどの化粧の間。
升目に組まれた「格天井」も村野藤吾の建築の特徴のひとつ。
巨匠の仕事を見に多くの建築に携わる人々が三養荘に訪れるそうですが…

寝室になる次の間。こちらの化粧の間は床の間がない分広くて2畳ほどあります。

りれらの頭上の切り抜きは「梅鉢文様」。これも、「猪目文様」に続き、村野藤吾の建築にたびたびく使われている。
りれらのトイレ用のケージは広縁に置かれています。

和室2部屋から出られる広縁、ここが素晴らしい。

一見庭に見えるけど、実は室内。

床暖房になっており、一面ガラスの壁。

ピッカピカに磨かれたガラスは何もないように見え、そのまま外に出ようとして頭を思い切りゴッツンしないかと心配になる(新宿紀伊国屋で思い切りガラスに頭をぶつけ脳震盪を起こした経験者



庭から見ると木々が反射して写っているのでガラスなのが分かりやすいかな。

リル、れ~ろ、パコにはこの素晴らしい広縁ですごしてもらいましょう。

みんないっしょ(^^)。

本間の庭と反対側は畳廊下になっていて

小さな内庭があり、畳廊下を曲がると打ち水をイメージした(?)大きな水瓶が飾られていて

そこを曲がると板廊下に変わり、ここから先は水回り。


板廊下になって左側にトイレが二つ。

トイレは「ひとりに一個」推進員の

突き当りにある4畳半ほどの化粧の間はお風呂に入るときの脱衣用の部屋。

化粧の間の正面にお風呂。


浴槽は御影石、洗い場の床に使われているのは伊豆石。

2面がガラス張りで、坪庭の中でお風呂に入っている気分になりました(^^)
さらに奥がサニタリースペース。

ここから専用庭に出ます。

純日本庭園の坪庭はプライベートドッグランになっています。

普段は芝などの平坦なところで走るだけだから、冒険大好きなりれらにはあちこち探検出来て面白いみたいで、楽しそうに遊んでいました。好奇心旺盛なパコもいっしょだったらもっと楽しかっただろうなぁ…。

宿泊手続き、温泉、食事とすべてここで出来てしまうので、ずっとここに引きこもって過ごす予定だったけど、仲居さんが「リニューアルしたばかりなのでぜひ大浴場もご利用ください」と。
そこで、ひとしきり庭でりれらと遊んだところで、夕食までの時間に、大浴場に行くことにした…のだけど…。
忘れてた、自分、宇宙レベルの方向音痴。
そして、宇宙レベルの方向音痴なのに、どこからくるのか、その自信、「すぐわかるだろう」と案内図をまともに見ずに出て、この広い敷地をひとりで歩いて目的地にたどり着こうとする無謀。

後から見ると、全く反対方向に歩いて行ってしまったらしい。
大浴場を求めて広い庭園をあっちウロウロこっちウロウロ。
おかげで素晴らしい庭園の造形や建物をじっくり見ることは出来たけど(^^;)

人っ子一人歩いてないし・・・このまま私この庭で一晩過ごすことになるのかしら???
30分以上も迷いに迷って、「もう大浴場に行くのはあきらめよう」、と部屋に戻ったつもりが・・・何故かお風呂にたどり着いた


館内も広すぎてかなり迷った💦
何はともあれ、無事大浴場到着。
誰もいなくて貸切状態。

特に特徴もないのだけど、きっと、あえて、フツーにしているんだろうな、と思われ。

温泉にゆっくり浸かり、マッサージ機でくつろいでいたところまではいいけど。

マッサージ器で揺れながら、実は心も一抹の不安で揺れていた。
何故なら。
どうやってたどり着いたかわからないのだから、当然どうやって帰っていいのかわからない。
外に出れば、すっかり暗くなって景色も全く違って見える。

やっぱり人っ子一人歩いてないし・・・やっぱりこのまま私この庭で一晩過ごすことになるのかしら???
と不安になりつつトボトボ当てもなく歩いていたら…あっこれ! 見覚えある!

重要文化財のひとつ、「待合」(写真は昼間撮影のもの)。
ここを右手に進めばOKなはず! と、無事戻ることが出来た

夕食の時間に間に合ったー!