fc2ブログ

クリスマスの前に消えた命


2012年12月23日
☆日曜日☆


イブの前日、8年前の12月23日に、リルはお星さまになりました。
あの年のクリスマスは…きつかった。

夏には、下田の「ヨーキー伊豆」に行って、波とたわむれ元気に遊んでいました。
でも、それが一緒に行く旅行の最後になりました。

その後、相変わらず食欲も元気もあり、全く健康そのものに見えたけれど、急激に体重が減っていきました。
病院に行き、慢性腎不全と診断され、おそらく腎臓は2割くらいしか機能していないだろうとのことでした。

それまで、1.8キロの小さな体だけど、全くの医者いらずの健康なまま14歳になり、このままリルはずっと長生きすると思っていました。ちょっとやせたかな、最近あまり走り回らないな、と思ったけれど、歳なんだろう、と勝手に思っていました。慢性腎不全と診断されても、なんの根拠もなく、リルは大丈夫だろうと思っていました。

なぜあの時、もっと真剣にリルの健康のことを考えてあげなかったんだろう。。。
なぜあの時、リルは大丈夫、だなんて根拠もなく楽観的に考えてしまったんだろう。。。
悔やんでも悔やみきれない後悔があります。今でもそのことを思うと涙がとまりません。

前日も、仕事から帰ってくると、少し元気がなくて辛そうでしたが、食欲もあり、下痢やおう吐もなく、トイレも普通に自分で行っていたので、今週中に病院に行ってみようか、と軽く考えていました。

真夜中、コンピューターの前に座って仕事をしていると、リルは起きてきました。「起きちゃったの?もう少しで寝るから、寝ていていいよ。」って言って、ベッドに寝かせてあげました。リルは最後の挨拶に来たのだろうと思います。次の朝、リルは意識がなく、痙攣を起こしていました。

病院に連れて行きましたが、血糖値が異常に低く、どんなに手を尽くしても回復しません。これ以上はもう何も出来ない、という状況になりました。ときどき呼吸も止まり、かろうじて人工呼吸で保っていました。

「リル」と呼ぶと、うっすらと目をあけて、顔をこちらに向けてくれました。
指を出すと、ペロってなめてくれました。そして…リルの心臓は止まりました。
1.8キロの体重は、950gになっていました。

「嫌だ、嫌だぁ」何度叫んだかわかりません。

突然、あまりにも突然すぎて、わけがわからなかった。
昨日まで、普通に生活していたのに、夜中に来たときだって自分の足でちゃんと歩いてきたのに、なぜこんなに突然いなくなっちゃうの、それともリルにはわかっていたの、一生懸命信号を発していたのに、私がわかってあげられなかったの? 悔しくて情けなくて、辛くて悲しくて、リルにごめんなさいって気持ちしかなかった。

リルの忘れ形見となったれ~ろの治療に一生懸命になったのも、リルに対する罪滅ぼしの気持ちが大きかったと思います。それなのに、やっぱり、れ~ろのときも後悔だけが残った。

自分にくれた愛情をそのままの大きさで返すことが出来ないでいる。
だけど、それでもやっぱり犬が好きで、犬との生活が恋しくて、リーパコと一緒に暮らしている。
今度こそ、後悔なく過ごすことが出来るのかな…。


慈恵院で、墓前にて読経をあげていただきました。
01_20121225225732.jpg

この仔たちは、リルにもれ~ろにも会ったことがないんだよね…。
02ohaka.jpg

いつものように、元気☆元気 お寺のドッグランで走りまくり。
03DSC2430のコピー
きみたちのことは、絶対に守るからね!
04DSC2414.jpg

2週間に1度のお参りも、リーパコと一緒なら楽しいよ
05_20121225225730.jpg

Indy House」では、クリスマスプレートをいただきました。
06DSC2484.jpg

クリスマスツリーの前で、サンタさんになって写真を撮って…。
08 12-23-13b[1]b (Indy House HPより)

すっかり、クリスマス気分07HElqtnTlrC6ntQJ1356440246_1356440263.jpg

ルンルン


なはずが…


このまま病院に直行!!


がりれらのチェリーアイを発見! 
09_DSC2501.jpg
そのまま経堂ペットクリニックに行きました(院長が眼の専門医なので、眼の治療はいつもこのクリニックでお願いしています。ちょうど院長の診療日で助かった!)。

瞬膜をひっくり返して元に戻すために、右目に麻酔の点眼をして、麻酔が効くまで待機。
1020121223_172926.jpg

りれらの場合、常に飛び出て見えるわけではなく、表に出たり引っ込んだり。
表からは見えなくても、瞼をひっぱると、瞬膜が出ているのがわかります。

獣医さんに、「いつからですか」と聞かれ、「さっきからです」と答えると、
「この程度で気づく飼い主さんはほとんどいない」と感心され、は得意げになっていました(笑

ついでに、ドライアイの検査(いろいろな色の液体を目にいれられました)、そして、耳の検査をして再びマラセチア菌の増殖確認(耳が痒くて頻繁に掻いていると、チェリーアイの発症につながることもあるそうです)。

検査と治療で顔がビショビショ。
12_20121225230008.jpg

パコさんは、付き添いとわかると余裕のいでたち。
11_20121225230008.jpg

なんだか、大忙しでドタバタな一日となりました。
リルもれ~ろと一緒に天国で苦笑しているかな…。

とりあえず、騒動終了。
13_20121225230007.jpg
Merry Christmas to all of you


**************************************************************************
お読みいただき有難うございました。
指が痛くて更新がスローになっていますが、
れ~ろにポチっとヨロシクです

クリック   クリック

にほんブログ村 犬ブログ ヨークシャーテリアへ
れ~ろの足跡
***にほんブログ村ランキング参加中***


テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

コメントの投稿

非公開コメント

Re: クリスマスの前に消えた命

おじゃまします。訪問ありがとうございます

14歳でほとんど突然のお別れ・・・我が家のリッチと重ねて 記事を拝見しました。 我が家のXmasもせつない気持ちも持ちながら、妹犬のフィーネと過ごしました。1年前の記事を見ると「来年のXmasもリッチもフィーネも一緒♪ きっと・・・きっと・・・」と、書いていました・・・でも、リッチはもぉいません。  現実と向き合い勇気と支えになってくれる いつもそばに居るわが子に感謝です・・・ね

Re: クリスマスの前に消えた命

おはようございます。
17歳で亡くなった我が家のヴィヴィも腎臓でした。
前日まで元気でいっしょにお散歩に行ったり。
でも次の日の早朝に痙攣してて。
2日後に亡くなりました。

今考えるといろんなサインを出してたのにって後悔ばっかりです。
703△さんと同じでヴィヴィはいつまでも元気って勝手に思い込んでました。

だからついリアンの事に一生懸命になり過ぎてしまいます。
でもきっとまた後悔するんでしょうね。

りれらちゃんのお目目いかがですか?
リアンも時々目の周りが赤くなるときがあります。
多分アレルギーだとおもいます。
ワンコも人間と同じでアレルギーの仔が最近多くなってますね。

☆michiママ♪ さま☆

こんにちはv-348

ご訪問ありがとうございます。
リッチちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

8年も前にいなくなった子だけど、ずっと当たり前に傍にいた子、今でも、まだ傍にいるような錯覚に陥ります。

これからもフィーネちゃんとの日々は続くから、頑張らなくちゃって思いますよね。

私にとって、れ~ろの存在は本当に大きかったし、れ~ろがいなくなって…やっぱり寂しくて、りれらとパコを迎えました。手のかかる子たちなので、その分寂しさもまぎれています。

今ある命を大切に育てたい、その思いが大きな支えになります。

☆リアンママさま☆

こんにちはv-349

同じです、リルのときの後悔から、れ~ろのことに一生懸命になりすぎて、そして今もりれらやパコのこともついつい必要以上に必死になってしまいます。

りれらも多分アトピーじゃないかって疑いがあります。
眼の回りとか耳が他の子に比べて赤くなりがちで。
人間も犬も何かしらのアレルギーを持っているものなので、ひどくならなければいいんですけどね。
リアンちゃんは、いつも美味しい手作り食で健康的は食生活しているから大丈夫だと思いますが(^^)

Re: クリスマスの前に消えた命

こんにちは、我が家のレオちゃんが今年の9月4日に亡くなりました。
やはり、夜明け前にけいれんを起こして痙攣が収まって病院へ7時に連れて行きました。もうほとんどダメですと言われ16歳7か月で虹の橋を渡って虹の国へ逝ってしまいました。その時のことがまた、走馬灯のように目の前に繰り広げられてきました。
肉親が亡くなった時も悲しいけれどワンちゃんとの別れはなぜにこんなに悲しくつらいんでしょうね。何も話が出来ないけれど人間以上に愛情を私たちに与えてくれる存在だからでしょうね。
魂が安らげるように毎朝お経をあげております。
いつか、また命を頂ける時が来たらまた会いたいね~~。

Re: クリスマスの前に消えた命

私はしずくが初めてのワンコですので,
失う悲しみは想像でしかありませんが……。
どんなに手を尽くしても,どんなに頑張っても、どんなに愛しても,
私だったら毎日,悔やみ続け涙に明け暮れてしまうように思います。
でも、その子を愛していなかったらそんな気持ちにならないでしょうから,
後悔も涙も仕方がないのかもしれません。
703△さんが心から愛してくださったことは
リルちゃんもれ〜ろちゃんもちゃんとわかっていたでしょうから、
二人とも笑顔で703△さんご一家を見守ってくれていると思います。

りれらちゃんの目の具合はいかがですか?
一日も早く治りますように。

Re: クリスマスの前に消えた命

こんにちは!

みんな、いろんな後悔してますねーー
私も19年連れ添ったわんこを丁度十数年前の今の時期に亡くしました。

 一年ぐらい寝たきりでボロボロの身体になってもまだ、生きたい!生きたい!
って言ってるようでーご飯はもりもり食べるしーイライラしてるみたいで噛み付いてくるしーーほんとーーに大変でした。

 でもーーーまた出来たらーわんこの介護してみたい。。。。

ミントやライムが同じ様に寝たきりになってボロボロでお顔上げるのも辛い状態になっても
今度こそ、床づれやイライラさせないように完璧に介護したい。

きっと完璧なんてないんだろうけどねーーー

 

 

こんばんは

私は後悔しないように、って生前から思っていたけれど、結局後悔だらけでした。きっとどれだけやっても後悔はあるものなんだろうな、という気がします。でも後悔を減らすことは出来るのかも。何年経とうとも、悲しい辛い苦しいものなんですね。
何か書こうにも・・・これ以上、言葉が出てきません。。。

なら書かなきゃいいのに(笑)
お邪魔しました^^

☆doll49002004 さま☆

こんにちはv-348

今年の9月…まだまだ悲しみは癒えないですね。
レオちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
れ~ろの本名もレオなんですよ(^^)

ワンコは無償の愛を与えてくれますからね。
与えられた環境をそのまま受け入れ、優しくしてくれた人に優しさで返してくれる。

毎朝のお経、素敵ですね。
悲しみばかりが先に立ち、逝ってしまった子の魂を安らげてあげることまで気が回らないものですが、素晴らしいです。

きっと、いつか、レオちゃんが姿を変えて戻ってきてくれると思います。

☆naomika さま☆

こんにちはv-349

愛すれば愛するほど後悔は多くなるのかもしれません。
後悔は愛情の裏がえしなんでしょうね…でも、やっぱり後悔で涙にくれる。
きっと、ずっとずっとその繰り返しなのかもしれません。

相変わらずりれらはいろんなことをやってくれますが、毎日の点眼と点耳で、暴れまわっています。
何でも遊びに結びつく腕白娘なのでv-356

チェリーアイはクセにならなきゃいいんですが、こればかりは様子を見るしかどうにもなりませんね…。

☆clover さま☆

こんにちはv-350

後悔ばかり…ですよね。

リルもれ~ろも介護が全く必要なかったので、介護の期間があれば多少は覚悟が出来たのにって思いもあるけど、介護が続けば、更に愛おしい感情が高まって辛くなりそう。。。

人間でも完璧な介護なんてないから、ましてや言葉の喋れないワンコに完璧な介護なんて不可能なのかもしれませんね。

後悔のない別れはない、と頭ではわかっていても、やっぱり辛くて後悔している・・きっと、リーパコにそのときが来ても、同じことを繰り返すんだろうなぁ…。

☆あしながさま☆

こんにちはv-349

いやいや、書くことなくても、ドーゾドーゾ(笑

8年経っても、後悔したその思いは全く消えることなく、変わらず心の中にあります。

今度こそ、そう思って頑張っても、違う後悔が出てくる。
成長のない繰り返しですね。。。
「見送ることの出来る幸せ」を感じなきゃいけないのかもしれないけど。


Author: 703△

 703△

(れ~ろのおばーちゃん)
いくつもの病気を抱えても明るく楽しく生きたヨークシャテリアの男の子、れ~ろくんの14歳5ヶ月からの記録としてブログをはじめました。東京在住。


☆ ☆ ☆

東京都建設局により, ブログタイトルを名付けた木が府中街道の 街路樹に植樹されました。



☆ ☆ ☆


12月3日
今年はアンバサダーじゃないけど。
ヨーキーいっぱいのフェス♪
カウントダウンタイマー
☆ ☆ ☆
☆れ~ろくん☆

1996年3月18日~
~2011年3月29日
15歳と11日で天寿全う

NewYork生まれ
NewYork&東京育ちのやんちゃ坊主。
たくさんの病気を抱えても超元気な犬生全う!

☆りる☆ちゃん
☆れ~ろのママ☆

1990年8月24日
~2004年12月23日
14歳4ヶ月で天寿全う

Iowa生まれ NY育ち
超お嬢様のりるちゃん。
人工授精でれ~ろを産みました。
れ~ろはりるにべったりのマザコン息子でした。
パコ&りれら
☆パコ&りれら☆

パコの家の子記念日  7月5日

何度も奇跡の生還を果たした
☆ミラクルパコ☆

家に来て7年9ヶ月21日で天寿全う(2019年3月26日寂)


りれらの誕生日
2011年2月27日

保護犬のパコ&セレブな生まれのりれらは大の仲良し姉妹。

検索フォーム
お友だち募集中
☆お友達になってね☆

リンクフリーです♪
命のバトン
当ブログは、ペットショップ、ペットオークション、およびWeb(法人・個人共)での犬の生体展示販売に断固反対いたします。

埼玉鴻巣ブリーダー崩壊 犬54頭

ペットショップに行く前に…
ぜひ、保護犬の里親になることを検討してみてください。
いつでも里親募集

パコを助けてくれた保護団体。



ARChバナー

かわいい子たちが里親さんとの出会いを待ってます!
ご支援金 振込先
ゆうちょ銀行
記号 10170
口座番号 91645191
口座名 レーロトアイヲトドケタイ

(他行よりお振込み)

店名 〇一八(読み ゼロイチハチ)
店番 018
預金種目 普通預金
口座番号 9164519
口座名 レーロトアイヲトドケタイ

収支報告はこちらです⇒れ~ろと愛を届け隊収支報告
れ~ろ☆と愛を届け隊 2021/2022

00 all members Great Supporters 73わんこさん大集合! 温かいご支援をありがとうございます。
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR